Written by 葬儀屋さん1年生 freshman
葬儀屋さん1年生、
葬祭業のことは右も左も分からない新人ですが、
そんな素人が葬儀屋さんで日々勉強した事や
葬儀屋さんでの日常を書いています。
Written by 葬儀屋さん1年生 freshman
ご葬儀に関するご相談・お問い合わせはこちらで承ります。
11月後半になり、街も年末の雰囲気が増してきた今日この頃。
忘年会シーズン突入!
という感じですが、皆さま食生活や生活リズムは乱れていませんか?
こんにちは、エスケイケイフューネラルサービスの新人Mです!
寒さも増してくるこの時期。
胃腸の調子が落ちてくると、風邪をひきやすくなったり免疫力が落ちたり。
皆さま健康管理に気を付けていきましょう!!
さてさて、今回のテーマは「オーガニック」。
最近では健康志向の高まりから、普通のスーパーでも
オーガニックコーナーが常設されるようになったりして
目にする機会、耳にする機会も増えましたよね。
「オーガニック」と聞くと、どんなイメージがありますか?
ヘルシーで健康的なイメージがありますよね?
しかし、オーガニック食材でも、
農薬が使われていることがあると聞いたらビックリしませんか?
言葉の先入観から "きっと体に良い" と思い込んでしまいますが、
実は盲点がいろいろとあるのです。
今回は、そんな「オーガニック」「有機」の落とし穴についてお伝えいたします!
「オーガニック」の規定とは?
「オーガニック」と謳える基準は法律でしっかり定められています。
日本で「オーガニック」や「有機」を謳えるのは、
農林物資の規格化等に関する法律である「JAS法」に基づき
農林水産大臣が制定した、日本農林規格「JAS規格」の中で
有機食品のJAS規格「有機JAS規格」に適合すると
認証を受けた事業者によって「有機JASマーク」を貼付けたものだけです。
要するに、「有機JASマーク」が付いているものだけが
正式に「オーガニック」や「有機」と謳っていい物ということ。
この「有機JASマーク」の認証が無いと、
本当に無農薬で有機肥料で育てていたとしても
「オーガニック」や「有機」と謳えないのです。
「有機JAS規格」の定義は?
有機JASは、有機食品(農薬や化学肥料などの化学物質に
頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品)
について農林水産大臣が定める国家規格です。
有機食品のJASに適合した生産が行われていることを
登録認証機関が検査し、その結果、
認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
有機JASマークがない農産物、畜産物、加工食品に、
「有機」「オーガニック」などの名称の表示や、
これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
ー農林水産省ホームページよりー
つまり、農薬や化学肥料など化学物質には頼らず
自然界に存在している成分などを使って育てられ、
生産された食品は「有機JAS規格」が認証されるという事です。
ここがポイント!!
自然界に存在している成分で、大量に摂取してしまうと害になるもの。
こんな成分が多量に含まれていても、「有機JAS規格」になってしまう。
「オーガニック」にこだわり取り組んでいる農家さんたちも多くいますが、
中には有機肥料の作り方が甘かったり、
窒素の含有量をあまり気にせず育てている農家さんも居るそうです。
つまり、例え有機肥料を使って育てていても、
全ての食品が安全ではないという事なのです。
また、有機農産物JAS規格の規定では、
化学物質に頼らないことについては言及されていますが、
人体への安全性や健康については言及されていません。
「オーガニック」や「有機」=ヘルシーで安全
というイメージを保証する規定ではないという事です。
有機JAS規格でも農薬の使用が認められている
皆さん、このタイトルは驚きじゃないですか?
私も以前は「オーガニック」=「無農薬」
なんてイメージが勝手にありました。
でも実際は、一部の農薬は使用が認められているのだそうです!
もちろん、化学合成農薬の使用は禁止されてはいます。
ただ、放っておくと重大な損害となってしまうような
害虫や病気が発生しそうなとき、
有機JAS規格でも天然物や天然物由来の一部の農薬に限り、
使用が許可されているそうです。
許可されているものは、
除虫菊から抽出した天然の殺虫剤や、害虫の天敵生物、
生石灰や食酢など、身近にある資材だそうですが、
これらを使う以上は「無農薬」ではないという事です。
いかがだったでしょうか?
「オーガニック」= 無農薬で安全で健康的
なんて勝手なイメージだったのかと
今までの認識が変わったのではないでしょうか?
化学肥料や農薬を使って育った食材を選ぶにしても、
「オーガニック」を謳った食材を選ぶにしても、
思い込みではない正確な知識で選ぶことが大切ですよね。
農家さんによっては、時間もお金もかかる有機JAS規格認定を
あえて受けていない有機栽培農家さんも居るそうです。
あまり生産者さんに直接触れ合う機会はないですが、
信頼できる生産者さんや販売店を見つけるのが
オーガニック食材に出会う第一歩なのかもしれないですね。
今はインターネットも普及し、
より深い情報を集められるようになった時代。
信頼できる食材や販売店を探してみてはいかがでしょうか?
ご葬儀のご依頼・事前相談はこちら