葬儀
実は自分たちだけでも執り行える! 話題の「DIY葬儀」

 

 

 

異例の暑さが続いた2023年の夏も

そろそろ秋に向かいそうな気配が漂う今日この頃。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

今年は真夏日続出、史上最高に暑い夏でしたね!

体調不良や夏バテなどは大丈夫でしょうか?

 

 

こんにちは、SKKフューネラルさ-ビスの新人Mです。

 

北海道でも30℃超えの異例の暑さが続き

もう本当に亜熱帯気候の異常気象だなと感じましたよね。

 

先ずは、この夏を乗り切った自分たちに拍手!

を贈りたいくらいですね。

 

 

さてさて、今回は最近じわじわと話題になっている

「DIY葬儀」のお話です!

皆さまは「DIY葬儀」という言葉を聞いたことがありますか?

 

空前のDIYブームが続く中、ついにお葬式も?!

と思う方も居るかもしれませんが、

 

DIY葬儀とは、全て自分たちで執り行う

セルフプロデュースのご葬儀 のことを言います。

 

葬儀を行う=葬儀社を探して依頼をする

というのが一般的な考え方だと思いますが、

実はお葬式は自分たちだけで準備をし執り行うことも可能です。

 

そもそも、昔々は親族や近隣の方々の力を借りながら

自分たちでお葬式を執り行っていたのです。

 

今回は、葬儀社としてはあまり言いたくないお話ですが

DIY葬儀についてお伝えしようと思います!

 

 

 

 

 

<ご逝去からご葬儀までの一般的な流れ>

 

先ずは故人様が亡くなってからの一般的な流れです。

 

◆ 病院や警察署など、死亡診断や検案をした施設へ葬儀社がお迎え

  (お棺を用意してのお迎え)

        ↓  ↓  ↓

◆ 故人様をご自宅や施設にご安置する

  (ドライアイスで冷やす、服を着せるなどの処置も)

        ↓  ↓  ↓

◆ 葬儀社とご葬儀についての打ち合わせ

  (葬儀会場、火葬場等の予約、宗教者の手配やお花の手配なども)

        ↓  ↓  ↓

◆ 遺影写真など、備品の準備

  (返礼品等の準備も)

◆ 訃報のご連絡

        ↓  ↓  ↓

◆ お葬式

 

 

細かな説明は省いていますが、上記が

故人様がご逝去されてからの一般的な流れです。

 

という事は、この全ての作業を自分たちで行うことができれば

お葬式を自力で執り行えるという事になります。

 

< DIY葬儀の流れ>

 

一般的な流れを踏まえて、DIY葬儀の流れの一例をご紹介します。

 

◆ 病院や警察署など、死亡診断や検案をした施設へお迎え

  (商売でなければ自家用車で故人様を搬送することも可能です。

   その際には「死亡診断書」の携帯が必要になります)

        ↓  ↓  ↓

◆ 故人様をご自宅や安置施設にご安置する

  (部屋を冷やす、体を奇麗にし服を着せるなどの処置も自分で行います。

   ドライアイス等を使用する場合は、入手する必要があります。

   安置施設は、個人でも借りられるかを確認しましょう)

        ↓  ↓  ↓

◆ お棺や骨壺など、必要な備品を手配する

  ※納棺しないとご火葬できません

        ↓  ↓  ↓

◆ 火葬場等の予約、宗教者の手配やお花の手配などをする

        ↓  ↓  ↓

◆ 葬儀会場の手配や準備をする

  ※民間の葬儀ホール等は個人では借りられない所も多いです。

   公民館等借りられる施設を探すか、ご自宅でのご葬儀になります。

        ↓  ↓  ↓

◆ 遺影写真など、備品の準備をする

  (会葬者を招く場合は、返礼品等の対応準備も行う)

◆ 会葬者を招く場合は、お招きする方々に訃報のご連絡を入れる

        ↓  ↓  ↓

◆ お葬式

        ↓  ↓  ↓

◆ 火葬場に移動してご火葬

 

 

上記の流れをご自身で準備・手配できれば、

DIY葬儀が執り行えます。

 

上記はご葬儀を執り行う場合の流れですが、

例えば無宗教で宗教者も呼ばず、お葬式も執り行わない

いわゆる「火葬式」を行う場合は、

準備の負担はもっと軽くなります。

 

ご安置後にお棺や骨壺などを準備し、火葬場の予約ができれば

後はご火葬当日に火葬場まで搬送して、

お別れ・ご火葬で完了します。

 

 

 

 

<DIY葬儀の注意点>

 

DIY葬儀を執り行う場合には、以下の点に注意が必要です。

 

・死亡届を提出する

 病院や警察で故人様を引き取る際には、死亡届を受けとります。

 死亡届は、右側が死亡診断書(死体検案書)になっており、

 死亡届の左側を正確に記入して役所に提出する必要があります。

 万が一の時の為、死亡診断書はコピーを取っておきましょう。

 

※死亡届を提出し、受理されると「火葬許可証」が発行されます。

 火葬許可証は、ご火葬の際に火葬場に持参します。

 

※葬儀業者に依頼する場合は、葬儀業者に代行して貰える事が多いです。

 

・搬送には準備が必要

 人は亡くなると、細胞や筋肉等の働きも止まります。

 その為、体液や血液などが漏れ出てくる恐れがあります。

 防水仕様のシーツで包む等の対策が必要です。

 

・お着替えは早いうちに

 人は亡くなると、死後硬直が始まります。

 一定時間経過すると硬直は多少緩みますが、なるべく

 硬直してしまう前に着替えさせてしまいましょう。

 

・葬儀ホール等、個人では借りられない場合も多い

 一般的な民間の葬儀ホールは、個人に貸していない所も多いです。

 公民館等の借りられる施設を手配するか、ご自宅で準備しましょう。

 

・火葬場の予約は早めに!

 エリアにもよりますが、火葬場は現在混みあっている傾向で

 いわゆる "火葬待ち" も起こっています。

 火葬場の予約はいち早く行いましょう!

 

・故人様の身体をしっかり冷やし・保湿する

 亡くなってから時間が経つと、見た目や匂いに変化があります。

 季節にもよりますが、体をよく冷やし傷みから守りましょう。

 乾燥もしやすいので、たっぷりと保湿もしましょう。

 

 

 

最近では、お棺もDIYをする人もいると聞くDIY葬儀。

手作りでみおくって貰うのは、故人様も嬉しいかもしれませんね。

 

昔はかなりの大金をかけてお葬式を執り行っていたと聞きますが、

豪華で立派なお葬式=良いお葬式

という時代はもう終わっているかもしれません。

 

遺されたご家族は、時間がない中・忙しい中での大変な準備ですが、

任せる所は葬儀社に任せつつ、手作りできる所はしてみる、

あるいはお棺や遺影写真に思いを込めた形を加えてみる…

 

そんな自分なりのDIY葬儀をしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

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Written by 葬儀屋さん1年生 freshman

葬儀屋さん1年生、 葬祭業のことは右も左も分からない新人ですが、 そんな素人が葬儀屋さんで日々勉強した事や 葬儀屋さんでの日常を書いています。

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