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❝エンディングノート❞聞いたことはあるけど・・・?
今回は最近話題になっている「終活」の中で❝エンディングノート❞について書いていこうと思います。
【エンディングノートとは】
エンディングノートは自身の意志を家族に伝えるノートです。
葬儀や亡くなった後の話しはとてもデリケートな内容ですので、家族間でも話題に出しにくい部分があると思います。
元気なのに亡くなった話なんて、、、まだ若いから、、、と考える方もいらっしゃいます。
いつか話そう。と思っていても、『その時』は突然訪れるのが現実です。
自身が亡くなった時、もしくは病気やケガなどで意思が伝えられなくなった状況で、残された家族が困らないように意志を書き記しておく大切なノートになります。
【エンディングノートに書く内容】
特に決まりはありません。ご自身が思うように自由に書いても問題ありません。
エンディングノーの入手方法は書店での購入、パソコンでのダウンロード、葬儀の事前相談などでも無料配布しています。
ノートを購入せずに自由にオリジナルで書くこともできますし、その時の状況に合わせて何度でも書き直しができます。
こちらが大まかな項目になります。
* 個人情報について(IDやパスワード、暗証番号、書類・印鑑の保管場所など)
* 医療や介護について(治療方法など)
* 葬儀について
* 友人等の連絡先について
* 資産について
* ペットについて
* 私物の処分について
【エンディングノートのメリット】
* 人生の振り返りができる
自分が元気なうちに家族にあてて記すことができるエンディングノートは、自分の人生を振り返る機会になります。
市販のエンディングノートには必要な項目が書かれていますので、項目を埋めることによって自然と自分がどうしたいのか考えをまとめることができます。
エンディングノートには決まりはありませんので、自由にご自身が伝えたい内容で記入することもできます。
* 自身の最後・意思を真剣に考える
急に病気で倒れた時、手術が必要になった時、自分の意志が伝えられなくなった時(認知症・脳死など)の時の治療や介護の判断は家族にゆだねられる場合がほとんどだと思います。
そういった場合にエンディングノートは「どうしたいのか」自身の要望を家族に伝える手段になります。
エンディングノートは元気なうちに自分の最後の時をどうしたいのか考えるとても良い機会になると思います。
* ネット上の資産管理
最近はネット銀行などを利用する方も多いと思います。大切な資産ですが、その存在を家族が知らなかった場合はその資産は気づかれることがなく宙に浮いてしまうことになります。
IDやパスワードを記しておくことによってその存在を家族に伝えることができるので安心ですね。
自分が亡くなった後のパソコンの処分・管理を託される方もいるそうです。
* 葬儀の希望
葬儀の規模、喪主を任せたい人、連絡してほしい人、棺に納めてほしい物、一言で葬儀といっても細かな部分を決めるのはとても大変です。葬儀をどうしたらいいか残された家族間でトラブルになることもあります。
そんな時、故人の要望が記されたエンディングノートの存在は未然にトラブルを防ぐことができる大きな存在になるでしょう。
* 家族とのコミュニケーション
エンディングノートの存在により、家族間で話しにくい内容、聞きにくい内容を確認しあうことができます。家族間でのコミュニケーションのきっかけになるツールになります。
エンディングノートの存在は家族に安心感を与えます。
* ペットの不安がなくなる
家族同然として生活してきたペット。ペットにつらい思いをさせないように、飼い主が亡くなった後をきちんと家族と話し合っておく、預かってくれる人を事前に探して記しておくことはとても大切です。
【エンディングノートのデメリット】
* 法的効力がない
エンディングノートには法的効力はありません。
託された家族が必ず実行するものではなく、あくまで自身の希望・要望を伝えるノートになります。
* 家族が困惑してしまう
突拍子もない内容や実現が難しい内容は、家族を困惑させてしまう可能性があります。
ただのわがままノートにならない必要があると思います。
【さいごに】
まだ若いうちはエンディングノートを書こうと思う方はまだ少ないでしょう。
しかしケガや病気、もしもの時は突然やってきます。
高齢者が書くものと決めつけずに、書いてみようと思ったときが書き時になります。
ノート一冊ですが、残された家族の心理的負担が軽くなるはずです。
エンディングノートの存在を家族が知らないとその意味がありません。
信頼できる方に保管場所を伝えることを忘れないでくださいね。
Written by 葬儀屋さんの奥さん
ご葬儀に関するご相談・お問い合わせはこちらで承ります。
❝エンディングノート❞聞いたことはあるけど・・・?
今回は最近話題になっている「終活」の中で❝エンディングノート❞について書いていこうと思います。
【エンディングノートとは】
エンディングノートは自身の意志を家族に伝えるノートです。
葬儀や亡くなった後の話しはとてもデリケートな内容ですので、家族間でも話題に出しにくい部分があると思います。
元気なのに亡くなった話なんて、、、まだ若いから、、、と考える方もいらっしゃいます。
いつか話そう。と思っていても、『その時』は突然訪れるのが現実です。
自身が亡くなった時、もしくは病気やケガなどで意思が伝えられなくなった状況で、残された家族が困らないように意志を書き記しておく大切なノートになります。
【エンディングノートに書く内容】
特に決まりはありません。ご自身が思うように自由に書いても問題ありません。
エンディングノーの入手方法は書店での購入、パソコンでのダウンロード、葬儀の事前相談などでも無料配布しています。
ノートを購入せずに自由にオリジナルで書くこともできますし、その時の状況に合わせて何度でも書き直しができます。
こちらが大まかな項目になります。
* 個人情報について(IDやパスワード、暗証番号、書類・印鑑の保管場所など)
* 医療や介護について(治療方法など)
* 葬儀について
* 友人等の連絡先について
* 資産について
* ペットについて
* 私物の処分について
【エンディングノートのメリット】
* 人生の振り返りができる
自分が元気なうちに家族にあてて記すことができるエンディングノートは、自分の人生を振り返る機会になります。
市販のエンディングノートには必要な項目が書かれていますので、項目を埋めることによって自然と自分がどうしたいのか考えをまとめることができます。
エンディングノートには決まりはありませんので、自由にご自身が伝えたい内容で記入することもできます。
* 自身の最後・意思を真剣に考える
急に病気で倒れた時、手術が必要になった時、自分の意志が伝えられなくなった時(認知症・脳死など)の時の治療や介護の判断は家族にゆだねられる場合がほとんどだと思います。
そういった場合にエンディングノートは「どうしたいのか」自身の要望を家族に伝える手段になります。
エンディングノートは元気なうちに自分の最後の時をどうしたいのか考えるとても良い機会になると思います。
* ネット上の資産管理
最近はネット銀行などを利用する方も多いと思います。大切な資産ですが、その存在を家族が知らなかった場合はその資産は気づかれることがなく宙に浮いてしまうことになります。
IDやパスワードを記しておくことによってその存在を家族に伝えることができるので安心ですね。
自分が亡くなった後のパソコンの処分・管理を託される方もいるそうです。
* 葬儀の希望
葬儀の規模、喪主を任せたい人、連絡してほしい人、棺に納めてほしい物、一言で葬儀といっても細かな部分を決めるのはとても大変です。葬儀をどうしたらいいか残された家族間でトラブルになることもあります。
そんな時、故人の要望が記されたエンディングノートの存在は未然にトラブルを防ぐことができる大きな存在になるでしょう。
* 家族とのコミュニケーション
エンディングノートの存在により、家族間で話しにくい内容、聞きにくい内容を確認しあうことができます。家族間でのコミュニケーションのきっかけになるツールになります。
エンディングノートの存在は家族に安心感を与えます。
* ペットの不安がなくなる
家族同然として生活してきたペット。ペットにつらい思いをさせないように、飼い主が亡くなった後をきちんと家族と話し合っておく、預かってくれる人を事前に探して記しておくことはとても大切です。
【エンディングノートのデメリット】
* 法的効力がない
エンディングノートには法的効力はありません。
託された家族が必ず実行するものではなく、あくまで自身の希望・要望を伝えるノートになります。
* 家族が困惑してしまう
突拍子もない内容や実現が難しい内容は、家族を困惑させてしまう可能性があります。
ただのわがままノートにならない必要があると思います。
【さいごに】
まだ若いうちはエンディングノートを書こうと思う方はまだ少ないでしょう。
しかしケガや病気、もしもの時は突然やってきます。
高齢者が書くものと決めつけずに、書いてみようと思ったときが書き時になります。
ノート一冊ですが、残された家族の心理的負担が軽くなるはずです。
エンディングノートの存在を家族が知らないとその意味がありません。
信頼できる方に保管場所を伝えることを忘れないでくださいね。